2015/12/15

Gmailにコマンドラインからメールを送る

gmailにtelnetからメールを送信するのは、セキュリティが強化されて今は無理なようです。
tlsなどで暗号化しないとメールは送信できません。
そこで、telnetではなく、opensslを使う事で送信できます。
これは、phpなどで作成したメーラでも同じことで、gmailを相手にPHPMailerやphp PEARでメール送信プログラムを作成されている方は要注意です。

1.まずはgmailでアカウントを作成します。

2.右上隅にある「アカウント」から、「接続済みのアプリとサイト」>「安全性の低いアプリの許可」を「有効」にします。
※これをしておかないとgmailからエラーで怒られます。authenticationエラーとかでたり、以下のようなエラーがでます。
※他のサイトにはこの部分の記載が少ないので、私はこれではまりました(泣)

https://accounts.google.com/ContinueSignIn?sarp=********************
Please log in via your web browser and then try again Learn more at https://support.google.com/mail/answer/78754

3.作成したアカウントのIDとパスをエンコードしておきます。
#echo "hogehoge@gmail.com" | openssl enc -e -base64
aG9nZWhvZ2VAZ21haWwuY29tCg==          <--このワードが必要です。
#echo "password" | openssl enc -e -base64
cGFzc3dvcmQK                  <--このワードが必要です。

4.ここからsmtpサーバにTLS接続します。
#openssl s_client -starttls smtp -crlf -connect smtp.gmail.com:587
CONNECTED(00000003)
depth=2 /C=US/O=GeoTrust Inc./CN=GeoTrust Global CA
verify error:num=20:unable to get local issuer certificate
verify return:0
---
Certificate chain
0 s:/C=US/ST=California/L=Mountain View/O=Google Inc/CN=smtp.gmail.com
 i:/C=US/O=Google Inc/CN=Google Internet Authority G2
1 s:/C=US/O=Google Inc/CN=Google Internet Authority G2
 i:/C=US/O=GeoTrust Inc./CN=GeoTrust Global CA
2 s:/C=US/O=GeoTrust Inc./CN=GeoTrust Global CA
 i:/C=US/O=Equifax/OU=Equifax Secure Certificate Authority
---
Server certificate
-----BEGIN CERTIFICATE-----
 asjfoaioehoatklnasijoYHO
    :
   途中省略
    :
---
New, TLSv1/SSLv3, Cipher is AES128-SHA
Server public key is 2048 bit
Secure Renegotiation IS supported
Compression: NONE
Expansion: NONE
SSL-Session:
  Protocol : TLSv1
  Cipher : AES128-SHA
  Session-ID: F0A89AFDBB5E972F28E057397F899E1A1AA2B007B64452110E31987C47D1DF86
  Session-ID-ctx:
  Master-Key: 9DC85468BB13CD18A795462BAC18D2B183EB5301F79EC83C01C4A2777856352C5ABBB790744FE1FDB9D6329A8C65E96D
  Key-Arg : None
  Start Time: 1450146939
  Timeout : 300 (sec)
  Verify return code: 0 (ok)
---
250 SMTPUTF8

5.接続oKになったようなので、ここで、「EHLO localhost」を入力して、SMTPクライアントを識別させます。
    :
EHLO localhost          <-- 入力
250-smtp.gmail.com at your service, [xxx.xxx.xxx.xxx]
250-SIZE 35882577
250-8BITMIME
250-AUTH LOGIN PLAIN XOAUTH2 PLAIN-CLIENTTOKEN OAUTHBEARER XOAUTH
250-ENHANCEDSTATUSCODES
250-PIPELINING
250-CHUNKING
250 SMTPUTF8

6.認証が必要なので「AUTH LOGIN」を入力し、さきほどのユーザーID、パスをエンコードしたものを入力。
    :
AUTH LOGIN            <--入力
334 VXNlcm5hbWU6
aG9nZWhvZ2VAZ21haWwuY29tCg==   <--さきほどのID
334 UGFzc3dvcmQ6
cGFzc3dvcmQK           <--さきほどのパス
235 2.7.0 Accepted

7.あとは、いつもの通りのコマンドでok。
    :
mail from:<hogehoge@gmail.com>   <--なぜか<>で囲まないとエラー
250 2.1.0 OK dy4sm45552168pab.36 - gsmtp
rcpt to:<hogehoge@gmail.com>    <--なぜか<>で囲まないとエラー
250 2.1.5 OK dy4sm45552168pab.36 - gsmtp
data                   <--データ開始
354 Go ahead dy4sm45552168pab.36 - gsmtp
subject:test mail             <--件名
testmail                 <--本文
.                     <--データ終了
250 2.0.0 OK 1450147431 dy4sm45552168pab.36 - gsmtp
quit
221 2.0.0 closing connection dy4sm45552168pab.36 - gsmtp
read:errno=0


これで、gmailにメールが届きます。ご参考まで。

以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございます!
http://yukimura1227.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

キーワード:telnet,smtp,gmail,tls,587,openssl,smtp.gmail.com,EHLO,AUTH LOGIN,starttls,s_client,subject

2015/07/20

SAS University Edition ライセンス 更新 毎年7/31に期限が切れます。 "SAS University Edition license expire"

今年インストールした無償のSAS University Editionですが、少し前からライセンス期限が近付いているメッセージが画面に表示されるようになってました。 (全世界共通で毎年7/31に有効期限が切れるそうです)
SAS Studioの起動画面に更新メッセージが表示されていたので、
これを押して更新すればライセンスも更新されるのかな?って思ってました。
が、どうやらこれではライセンスを更新されないようです。。。(汗)
いろいろと調べていると新しいバージョンをダウンロードしてインストールする 必要があるようです。(最新はVer3.3です)

※ダウンロード先はこちら。
無償の統計ソフトウェア SAS University Edition | SAS
http://www.sas.com/ja_jp/software/university-edition.html

※インストールし直しすると共有フォルダとか消えてしまうので、再度設定してあげてください。
最新版は少し画面のイメージも変わって機能も増えているみたいです(^^)v
これで来年の7/31までは大丈夫になりました。安心です。

SAS University Edition,License,Expire,31JUL,31JUL2015,update,SAS Studio,Free